FXhomeは、7月30日(現地時間)AppleのAR技術を使ってビデオと3Dトラッキングデータを同時にキャプチャできる世界初のiOSアプリ CamTrackAR をリリースしました。
無料版では、BlenderとHitFilmへデータをエクスポートでき、有料版ではAfter Effectsへのエクスポートと、3Dシーンに複数のアンカーポイントを追加してトラックの品質を向上させる機能がアンロックされます。
CamTrackAR
FXhomeによると、CamTrackARは、プリビジュアライゼーションオプションを探しているプロフェッショナルや、ポストプロダクションワークフローをスピードアップしたいビデオクリエイターに最適とされています。
AppleのAR技術をしていますが、Unreal Engine Live Link Face や Moves by Maxonなどとは異なり、TrueDepthカメラが必須ではなく、古いiPhone/iPadでも利用できるようになっています。
特徴
- 業界初:CamTrackARは、ビデオと3Dトラッキングデータを同時に自動的にキャプチャする最初で唯一のアプリであり、あらゆるスキルレベルのクリエイターのためのモーショントラッキングワークフローを簡素化します。
- 優れたトラッキング:Appleの最先端のAR技術を使用して、高速で正確な3Dカメラトラックを作成。CamTrackARは、より良いトラックを生成するために利用可能なすべてのハードウェアの進歩を利用しています。
- 使いやすいインターフェース:CamTrackARは、シンプルな画面にすっきりとしたボタンを配置し、撮影中にショットの細部が見えなくなることがないように設計されています。
- 自動キャプチャー:緑のトラッキンググリッドでフロアプレーンを設定し、指でアンカーポイントを追加します。そして録画ボタンを押すと、CamTrackARがあなたのためにすべてのハードワークをしてくれます。
- ビデオクリエイターのためのゲームチェンジャー:全てのYouTuberやクリエイターにとって必須のツールであるCamTrackARは、ロワーサーズ、合成3Dモデル、カメラトラックを必要とする全てのものを所定の位置に固定することを保証します。
- プロのための事前検証:VFXショットの実行可能性を即座にテスト。正確なトラッキングにより、CamTrackARは撮影監督や監督がセット上でショットをプレビューしたい場合に最適です。
- 無料ソフトウェアへのエクスポート:無料版のCamTrackARでは、シーンやトラッキングデータを無料のポストプロダクションソフトHitFilm (.hfcs)やBlender (.py)にエクスポートすることができます。
- 有料版:無制限のエクスポートや複数のポイントアンカーなどの高度な機能にアクセスできます。サブスクリプション契約するか、購入することで、シーンに複数の位置ポイントを追加したり、カメラトラッキングデータをAfter Effects (.jsx)に素早く簡単にエクスポートすることができます。
アイコン説明
使用手順
- トラッキングステータスが に設定され、緑色のフロアグリッドが表示されるまで、iPhoneを動かして十分な情報をキャプチャします。
- 緑のターゲットグリッドを検出された床面に合わせて、適当な位置になったら、 ボタンを押します。
- このトラックを強化するために、シーンにアンカーポイントを追加することができます。アンカーポイントを配置したい位置に緑色のフロアグリッドを移動させ、 アイコンを押して、シーンにドロップします。シーンにアンカーポイントが多ければ多いほど、トラックはより正確になります。
- アンカーポイントを追加し、アクティブ になると、 を押して通常通りにシーンを撮影することができます。
- CamTrackARは、ビデオと3Dカメラのトラッキングデータを同時にキャプチャして、すべてのハードワークを行います。
- を押して録画を停止します。
- CamTrackARがエクスポートしたファイルフォーマットがポップアップで表示されます。CamTrackARは自動的にiPhoneの[Files]フォルダにファイルをエクスポートします。
- 別のトラックをキャプチャしたい場合は、トラッキングステータスのアイコンを押して、 を選択すると、最初からやり直すことができます。
価格とシステム要件
CamTrackARはiOS 13.2以降、 iPhone 6S以降のほとんどのiPhoneとiPadに対応しています。
有料版は3680円または550円/月です。
CamTrackARのダウンロードはこちらから
コメント