Unity は7月22日、Bolt ビジュアルスクリプティングプラグインを無料で利用可能にしました。
Unityは、2020年5月4日にLudiqからBoltを買収したことを発表しており、BoltUnityへの統合と技術的移行が完了したこと受けて無料化をしました。
この発表以降に Bolt を購入したユーザーは、購入金額の返金を受け取ることができます。該当するユーザーの方には、今後 2 週間以内にこの件に関するメールが送られます。
Bolt
Boltには、プログラマーの方にもそうでない方でも、最終的なロジックを設計したり、素早くプロトタイプを作成するためにご利用できる、視覚的なノードベースのグラフがあります。これによってUnityに完全なビジュアルスクリプティングをもたらし、アーティスト、デザイナー、プログラマーがゲームやアプリケーションのロジックをコードを書くことなしに作成することができます。
また、Bolt には API も用意されており、これを使ってプログラマーはさらに高度なタスクを実行したり、他のチームのメンバーが使うことのできるカスタムノードを作成したりすることができます。
【機能一覧】
- Flow Graphs
- State Graphs
- Live Editing
- Beautiful Native Look
- Full Codebase Compatibility
- Lightning-Speed Reflection
- Human-Friendly Naming
- Built-in Documentation
- Predictive Debugging & Analysis
- Grouping, Layout & Zoom
- Nesting & Reusability
- Easy Setup & Update
- Fuzzy Finder
- Full Type Support
- Variables & Save System
Boltが無料化されるにあたって、Unity Japanが動画を公開しています。Boltを使うにあたり、最初の一歩を踏み出すために作られたチュートリアル動画であり、シンプルな2Dゲームの実装を解説した内容となっています。
次期バージョン Bolt 2
Bolt の次期バージョンである Bolt 2 では、機能、スケーラビリティ、パフォーマンス、開発における使いやすさの面で、大きな改良が加えられます。
Bolt と Bolt2 の互換性
「Bolt 2 は Bolt を大幅に改良したものになる見込みであり、アーキテクチャも大きく修正されるので、Bolt で作られたコンテンツを Bolt 2 のコンテンツに変換するために必要なさまざまな配慮が行われているものと予想します。」とブログでは述べられています。互換性についてはないものと考えておいたほうが良いかもしれません。
Bolt 2 についても、無料で利用可能な予定、続報は今年中に伝えられるということです。
ご興味がある方は、フォーラムへ
Boltのダウンロードはこちらから(Unity アセットストア)
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