Amazon のゲームエンジン Lumberyard Beta 1.25 がリリース

Amazonは、ゲームエンジンと開発環境の最新ベータ版であるLumberyard 1.25をリリースしました。

このリリースでは、UI の更新、ベストプラクティスのセットアップを支援するスターターゲームプロジェクトの更新、新しいホワイトボックスツールの追加などがされています。

新機能ハイライト

●Lumberyard UI 2.0

アップデートされたUIでは、エディタの操作が簡単になり、プロジェクトの反復作業が素早く行えるようになりました。新しい色、新しいフォントとフォントサイズ、新しいスタイル、更新されたコントロールなど、エディター全体のUIのルックアップに多くの微調整が加えられています。業界標準のインタラクションパターンに基づいたコンポーネントとルールのまとまりのあるセットであり、オンボーディングを容易にし、エディタの効率を向上させ、カスタムツールやインターフェイス拡張機能の開発をサポートします。今回のアップデートでは、4K/高解像度ディスプレイとマルチモニターのセットアップのサポートも改善されています。

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●新しい White Box Tool Gem（実験的;現時点ではWindows 10 PCのみ）

White Box Tool Gem（ホワイトボックスツールジェム）を使用すると、デザイナーは一時的なジオメトリを使ってスケッチし、3D オブジェクトや環境を表す寸法やフォームを定義できます。ほとんどのホワイトボックスジオメトリは、ゲームプレイスペースやオブジェクトを素早くモックアップするために作られているため、ゲームデザイナーやエンジニアはゲームの構築に集中することができます。

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●Script Canvas Functions

Script Canvas（スクリプトキャンバス）に、Functions（関数）と呼ばれる再利用可能なグラフが用意されるようになりました。作成したグラフ関数は、他のグラフのノードとして使用できるようになります。

これで、必要な入力変数と出力変数を含む再利用可能な関数ノードが作成され、スクリプトキャンバスグラフで使用できるようになりました。ゲーム用のカスタムスクリプト関数のライブラリを作成して、効率を上げることができます。

他にも、スクリプトキャンバスの90以上のバグも修正されています。

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●NVIDIA Cloth GemのGPUサポート

NVIDIA Cloth GemがPCでNVIDIA CUDAをサポートするようになりました。布のコンポーネントに対してCUDAを有効にすると、すべてのシミュレーション番号が（CPUではなく）GPUでクランチされます。PCのGPUの浮動小数点演算能力を使用することで、より複雑で多数のクロスインスタンスをより優れたパフォーマンスで実行できるようになりました。これにより、AIや他の複雑なロジックなど、他のゲーム関連の計算のためのCPUリソースが解放されます。

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●JSONシリアル化

アーティストやデザイナーのワークフローにフィットするように、よりシンプルでクリーンな JSON フォーマットを使用してソースファイルをシリアライズする新しい方法が追加されました。

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●Landscape Canvas（プレビュー）

Landscape Canvas は、ダイナミックベジテーションのデータを可視化/オーサリングするためのノードベースのツールです。Dynamic Vegetation 用に既にオーサリングしたコンテンツはすべて下位互換性があり、Landscape Canvas は自動的に解析してグラフを構築します。また、Script Canvasが使用しているのと同じグラフィカルノードライブラリ(Graph Canvas)上に構築されているので、同じルックアンドフィールを持っています。

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●アップデートされたスターターゲーム

アップデートされたスターターゲームでは、スクリプトキャンバス、物理学、地形などのベストプラクティスを使用したサンプルプロジェクトが更新されています。新しいキャラクター、宇宙飛行士ヴァレーナをチェックしてみてください。

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他にも多数アップデートや120以上のバグフィックスがされています。

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