Unreal Engineでリアルタイムフェイシャルキャプチャを可能にする無料のiOSアプリ Live Link Face がリリース

CGソフト

Epic Games は7月8日(現地時間)、最新の iPhone に搭載されている TrueDepth カメラで撮影したライブ映像から、顔のアニメーションデータを Unreal Engine のキャラクターにストリーミングする無料アプリ「Live Link Face」をリリースしました。

フェイシャル アニメーションを iPhone から Unreal Engine にリアルタイムでストリーミング

Live Link Face は、高品質のフェイシャル アニメーションを iPhone から Unreal Engine のキャラクターに直接リアルタイムでストリーミングします。

Apple の ARKit と iPhone の TrueDepth フロントフェイシング カメラを利用して、顔をインタラクティブにトラッキングし、そのデータをネットワーク経由で Live Link を介して Unreal Engine に直接送信します。

大規模スタジオから個人まで柔軟に対応

Live Link Faceの機能セットは、ステージだけでなく、他の主要なユースケースにも柔軟に対応しています。ストリーマーは、フルモーションキャプチャースーツを装着したアクターのいるプロのキャプチャーステージでも、ヘッドリグ付きのモーションキャプチャスーツなしで机に座っているときでも優れたパフォーマンスを発揮するように設計されています。

頭や首の回転データをフェイシャルトラッキングデータに含む設定にすることが可能で、iPhone だけの場合でも自由度の高い動きをデジタルアバターで実現することができます。

他にも次のような機能を備えています。

  • マルチユーザーエディタセッションに参加しているすべてのマシンに対して、Link Link データをネットワークでマルチキャストして遅延を最小化することが可能です。
  • 柔軟なタイムコードサポートと正確なフレーム精度により、カメラやボディモーションキャプチャーなどその他のステージコンポーネントとのシームレスな同期が可能。
  •  Tentacle Sync(テンタクル・シンク)機能が搭載されており、Bluetoothを使用してステージマスタークロックと接続することで、撮影時に録音された他のすべてのデバイスとの完璧な同期を実現します。
  • OSC(Open Sound Control)プロトコルに対応しているので、外部のアプリケーションからリモートでコントロールして、ワンクリックやタップで複数のiPhoneに録音を開始することができます。
  • アニメーターは、RAWブレンドシェイプデータ(CSV)と、タイムコードでストライプ化されたフロントフェイシングビデオ(MOV)の両方を記録するオプションを利用して、エンジン内でさらに調整が必要な場合に、リファレンスマテリアルとして使用することができます。

Verizon Mediaのアニメーション技術担当ディレクター、Addy Ghani氏は次のように述べています。

「Live Link Faceアプリは、iPhoneのARKitの驚くべきフェイシャルキャプチャの品質を利用し、合理化された制作ツールに変えてくれます。」

「RYOTでは、キャプチャ技術とリアルタイムコンテンツの民主化を信じており、このソリューションは、自宅のクリエイターや私たちのようなプロのスタジオチームに最適です。」

【システム要件】

Live Link FaceはiOS 13.0以上で無料で利用できます。これを利用するには、TrueDepth カメラを搭載した iPhone(iPhone X 以降) が必要です。Unreal Engine 4.25 と互換性があります。

iPhone Xから顔のアニメーションを記録する方法についてのドキュメントを見る

アプリをダウンロードはこちらから

Unreal Engine でリアルタイムフェイシャルキャプチャを行う新しい iOS アプリの Live Link Face がリリース

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