Corelは、デジタルペイントソフトウェアの最新アップデートである Painter 2021 をリリースしました。
このリリースでは、一般的な操作のパフォーマンスが向上し、12の新しいAIベースのスタイルフィルターや新しいクローン着色システムなどが追加されています。
Painter 2021 新機能と改善
パフォーマンスの向上
直感的な Brush Accelerator™ を実行すると、お使いのコンピューターやグラフィック カードを最大限に活用します。GPU アクセラレーション技術を使用した、2倍速いブラシ、最適化されたドリップ、リキッドブラシ技術、ブラシとツールの素早い切り替えで作業を迅速に進めることができます。
厚塗りペイントワークフロー
強化された厚塗りペイント ブラシと新しい厚塗りペイントに対応するブラシ カテゴリーを使って、重ね合わせたペイントの深さ、照明、影を表現できます。パネルにもすぐ届くので、ブラシに付けるペイントをカンタンに調整したり、キャンバス上でのペイントの混ざり具合をコントロールできます。また、新しい方法で、キャンバスやレイヤー上のペイントを厚塗りペイントに変換させることもできます。
AI
12 種類もの AI スタイルから選んで、画像を絵画に変身させられます。また、仕上がりをカスタマイズする設定を調整して、これをプリセットとして保存することも可能です。スケッチ、ペイント、イラスト、ブラシストロークにスタイルを付けて、いろんな仕上がりを試すことができます。
クローン着色
ペイント中にクローン着色機能をオンにすると、好きな色とクローン ブラシを選び、カスタマイズした色を使ってクローン ソースをレンダリングできます。このツールは、マルチポイントでのクローニングが可能なため、既存の作品からまったく新しい構図を作成することができます。また、新しいクローン着色ブラシカテゴリを使って作成することもできます。
レイヤー機能の強化
次のレイヤー機能の強化がされました。
- どんな種類のレイヤーにもペイントできるようにしてワークフローを向上。
- 画像の新規作成ダイアログからキャンバスを隠すことが可能に。
- リキッドインク、厚塗りペイント、水彩など、さまざまなレイヤーの種類に対応できるブラシを視覚的に確認できます。
- レイヤーにユーザーの声を反映させたその他の改善。
Apple 製品に対応
Mac のすべてのワークフローをさまざまな方法で大きく改善できます。
Core ML をサポート
Apple の最新の最も優れた機械学習技術(Core ML)を使って、AI スタイルを最適化できます。
価格とシステム要件
新しい年間サブスクリプション
CorelはPainterの新しい年間サブスクリプションも導入しました。これらは、永久ライセンスと並行して提供されます。
シニアプロダクトマネージャーのChris Pierce氏は、新しい年間サブスクリプションについて次のように述べています。
「私たちは人々にサブスクリプションを強制したくありません。私たちは常に選択肢を提供したいと考えています。」
現在、年間サブスクリプションライセンスは年間24,940円(199ドル)で、永久ライセンスの半分の価格であり、四半期ごとに無料の専用ブラシパックを受け取れます。
Painter 2021は、64ビットWindows 10およびmacOS 10.14+で利用できます。ライセンスの価格は53,784円(429ドル)です。Painterの以前のエディションからのアップグレードは26,784円(229ドル)。サブスクリプションライセンスの価格は24,940円(199ドル) /年です。
GPUアクセラレーションはOpenCL 1.2をサポートするすべてのGPUで動作しますが、Corelは非公式に、Nvidia GeForce GTX 1080またはそれ以上のAMDまたは同等の製品を推奨しています。
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