Nvidiaは5月27日、Quadro グラフィックス カードのコンパニオンアプリケーション「Quadro Experience」をリリースしました。
NVIDIA Quadro グラフィックス カード
NVIDIA Quadro グラフィックス カードは、プロフェッショナル用途向けに特化したグラフィックスソリューションです。長時間に及ぶCG作成でのレンダリングをはじめとするクリエイティブ用途、CAEでの解析やCADでのモデリング用途、医療における製品イメージング用途などメディアからエンターテインメントまで幅広く使用されています。GeForceが多くのWindows用ゲームソフトなどで用いられるDirectXと呼ばれるAPIに最適化されているのに対して、Quadroは、3DCGの作成やCADでのモデリング用途に多用されるクロスプラットフォームAPIのOpenGLに最適化されています。
NVIDIA Quadro Experience
NVIDIA Quadro Experience は、Quadro® グラフィックス カードのコンパニオン アプリケーションです。コンテンツ クリエイター、デザイナー、アーキテクト、ビジネス プロフェッショナルといった職業に関係なく、ワークフローの質を高める一連の生産性向上ツールを提供し、プロフェッショナル ワークフローを強化します。
多様な画面録画機能とストリーミング機能を組み合わせて利用できるほか、お気に入りの GPU 対応アプリケーションに迅速にアクセスできます。新しいドライバーのリリースの自動通知も用意されているため、最新のソフトウェア機能を好きなタイミングで利用することができ、仕事中でないときにゲーミング機能にアクセスすることもできます。簡単にいえば「GeForce Experience」のQuadro GPU版です。
コンテンツを瞬時に共有
Quadro Experience では、簡単に
デスクトップでビデオをシームレスにキャプチャし、YouTube や Twitch など、お気に入りのサードパーティ サイトに投稿できます。インスタント リプレイ機能を使えば、デスクトップでの活動を瞬時にキャプチャでき、最大で直前の 20 分間を自動的に記録します。デスクトップから複数の視聴者に直接配信することもでき、プレゼンテーション、トレーニング、会議を簡単に共有するのに役立ちます。
アプリから直接ゲームやDCCソフトウェアを起動
GeForce Experienceではアプリからゲームを起動する画面がありますが、Quadro Experienceはアプリ内からDCCソフトウェアを起動することが可能となっています。以下の動画では3ds Max、Maya、V-Rayが映っています。
機能ハイライト
- 新しい NVIDIA® Quadro® ドライバーのリリースの自動通知を受け取ることができます。また、Quadro Experience™ で直接ダウンロードするオプションも含まれています。
- パフォーマンスが高く、システムへの影響が少ないデスクトップ録画を使用できます。 4K 解像度 (H.264) にも対応。最大 20 分のインスタント リプレイが可能。
- カスタマイズ可能なホットキーで作業のスクリーンショットを簡単キャプチャ。 キャプチャは、Quadro Experience ギャラリーに自動的に保存され、簡単に取り出せます。
- デスクトップの画面を Facebook、Twitch、YouTube にライブ配信し、離れた場所にいる視聴者に作業を共有したり、オンライン コミュニティにコンテンツを提供したりできます。
- デスクトップのアプリケーションやゲームを NVIDIA SHIELD™ デバイスにストリーミングして、リモートでデスクトップを表示および操作できます。
- ゲームを起動し、Optimal Playable Settings などのゲーム機能にアクセスできます。注: この機能は Quadro RTX™ グラフィックス カード搭載のシステムでのみ動作します
システム要件
Quadro Experienceは無料でダウンロードできます。Windows 10のみで動作し、Keplerシリーズを含むあらゆるQuadro GPUと互換性があります:過去7年間にリリースされたどのQuadroでも問題ありません。
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