Chaos Group は、無料で Vray for Maya の主要な機能が使用できるプロダクションレンダラーの新しいエディションである V-Ray PLE (Personal Learning Edition) for Maya をリリースしました。これは、個人アーティストが Vray for Maya のスキルを身につけるための支援を目的としています。
ライセンスと制限
V-Ray Personal Learning Edition(PLE)for Mayaは、無料で非営利プロジェクト、製品評価、教育、研究に使用できます。ライセンスは3か月間付与され、ライセンスの有効期限が切れればすぐに更新することができます。
また、出力解像度は4K (3,840 x 2,160px) 解像度に制限されていますが、透かしなしでレンダリングすることができます。他にも以下の制限があります。
- 解像度は4Kに制限
- 分散レンダリングなし
- レンダリング可能なVRSceneファイルのエクスポートなし
V-Ray for Mayaのトライアル(試用版)との違い
簡単にいうと、V-Ray PLE for Maya にはいくつかの制限がありますが、トライアル版には制限がありません。
V-Ray PLE for Mayaは、CGやレンダリングを始めたてのアーティストや、スキルを向上させるために多くの時間を必要とする独学のアーティストに適しており、トライアル版はV-Ray for Mayaのすべての機能と機能セットをテストしたいアーティスト向けとなっています。
以下の比較表に違いがまとめられています。
学習リソース
Chaos Group が、V-Ray for Maya のプラグインのインストールからチュートリアル、無料シーンのダウンロードなど、学習に役立つ資料をまとめてくれています。
V-Ray for 3ds Max や Corona の PLE も?
FAQセクションを見ていると次のような項目がありました。
Q:V-Ray for 3ds Max、Coronaなど、他のChaos Group製品のPersonal Learning Editionがないのはなぜですか?
A:V-Ray Personal Learning Editionは、V-Ray for Mayaのパイロットプロジェクトです。他のChaos Group製品の非商用バージョンを検討しています。
ということで、今後Chaos Group製品の非商用バージョンが増えてくるかもしれません。
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