Substance&3D Newsライブストリームが配信され、Substance Painter、Substance Designer、Substance Alchemistの次のリリースの新機能プレビューやMediumのデモ、Substance Sourceの新しいコンテンツの情報が公開されました。
Part2では、配信されたSubstance Alchemist とその他の情報をまとめました。
Substance Alchemist
Substance Alchemistの情報は49:36ごろからです。
新機能プレビュー
●プリセットのエクスポート
この機能は以前の記事で紹介しましたが、Substance Alchemistの最新リリースでは、エクスポートプリセットとチャンネルパッキングが導入され、マテリアルを高性能なレンダラーやゲームエンジンにエクスポートすることができるようになりました。
【New】
●AIを活用した画像からマテリアルへの変換(Image to Material)
新しいImage to Material (AI)機能が導入されます。これは機械学習を使用して形状やオブジェクトを認識し、高さマップや法線マップを正確に生成し、影やハイライトからアルベドを除去します。
Image to Material (AI)は、写真から素材を作成するひとつの方法であり、現在のImage to Material (B2M)と共存することになります。
【進行中の作業】
●Adobe Captureの画像からマテリアルへの変換技術
Adobe Captureは、携帯電話で写真を撮り、その写真からアセットを作成することができる無料のモバイルアプリケーションです。フォントを認識したり、写真からブラシやベクターパターンを生成したり、さらにはSubstance B2Mのモバイル版も含まれているので、外出先でも素材をキャプチャすることができます。
現在、Captureチームと緊密に協力して、より強力な3D中心の機能をスマートフォンに搭載することを目指しています。
●HPとCaptis Materialスキャナ
HPと共同でProject Captis(プロジェクト・キャプティス)とマテリアルスキャナーを開発ています。Captisスキャナは、Substanceツールセットに接続され、スキャンを処理することができ、目標は誰もがスキャンできるようにすることです。
このデバイスはモジュール式なので、持ち運びが可能で、バッテリー駆動なので、屋外でもスキャンが可能です。
Integrations
配信の1:07:34ごろからの情報です。 【New】●Houdiniプラグイン
Houdiniの新しいSubstanceプラグインを使用すると、COP(Houdiniテクスチャリングコンテキスト)を介して物質アーカイブファイル(SBAR)をHoudiniにロードできます。COPコンテキストでサブスタンスを統合することにより、レンダリングコンテキストだけに限定されるのではなく、パイプラインのすべての部分でサブスタンスを使用できるようになります。
【更新】
●Unreal Engine プラグイン
Unreal Engine の Substance は、大規模な再構築を行いました。この再構築の一環として、入力と出力の両方で、UTexture2D が完全にサポートされました。これにより、このプラグインを使用して、モバイルを含む Unreal がサポートするすべてのプラットフォームにパブリッシュできるようになりました。
また、マルチプラットフォームのサポートが追加されたことに加え、マテリアルのインスタンス化も完全にサポートやSubstance エンジンでサポートされる数値出力を備えた新しいマテリアルテンプレートワークフローも導入されています。マテリアルテンプレートを使用すると、UE4でSubstanceマテリアルシェーダを設定する方法を正確に定義することができます。
タイリング、テクスチャサイズ、変位、放射パラメータを調整するためのコントロールを内蔵した、変位、屈折、ワールドアラインメントマテリアルを扱うためのテンプレートが付属しています。マテリアルテンプレートシステムでは、独自のカスタムテンプレートを提供することもできます。
●Modoプラグイン
Modoプラグインも更新されました。Modo14のサポートや Value Output のサポートの追加などが行われています。
Substance Share
新しいSubstance Shareは現在開発中で今年の後半にはリリースを目指し、ベータ版が今後数か月の間にリリースされる予定です。
アップロードを効率化するためのすばらしいツール多くあり、PBRノードを使って自動的にサムネイルを作成する機能があるということです。
Substance Source
のSubstance Painterでも少し触れましたが100種類のカールが追加される予定です。
デカールは、メインモデルやメインテクスチャマップに直接組み込むことなく、モデルに孤立した詳細を追加する効果的な方法です。
コレクションの各デカールはSubstance Designerを使用して作成されたパラメトリックです。来週か再来週には新しいアーバンデカールのパックが追加されるということです。
Labs
研究開発チームはプロトタイプ開発に取り組み、その一部は最終的にはソフトウェアに組み込まれます。いくつか開発中の機能が紹介されました。
Substance Alchemistに追加される予定の Image to Material(AI) やSubstance Painterに追加される予定の Material X が現在開発中ということです。動画の 1:14:20 からその情報を確認することができます。
●プロトタイプ:Wrap brush(ラップブラシ)
このブラシを使用するとオブジェクトの周りをペイントするためにビューを回す必要がなくなります。
動画の 1:19:18 からブラシを使用している様子を確認することができます。
●Substance Painter in VR
VRでペイントできるSubstance Painter in VRが紹介されました。動画では、ビューポートからVRモードオンにするだけでVRでのペイントが開始されています。
Substance Painter in VRでのペイントの様子が1:21:27 から確認できます。
以上、抜けているところがあるかもしれませんが、Substance & 3D News, Livestreamについてまとめました。Warp Brushが便利そうで良いですね。また、個別に情報があれば紹介していきたいと思います。
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