リアルタイム照明設計ツール「HDR Light Studio – Tungsten Drop 4」がリリース

CGソフト

Lightmapは4月1日(現地時間)、リアルタイム照明設計ツールの最新バージョンである「HDR Light Studio – Tungsten Drop 4」をリリースしました。

HDR Light Studio – Tungsten

HDR Light Studioは、スタジオ照明の作成で最もよく知られ、プロシージャルライトを正確に制御して配置することで、さまざまな照明効果を生み出すことができます。自動車やデザインの視覚化、VFXまで、さまざまな業界で使用されており、アーティストは独自の合成HDRIを設計できます。

3ds Max、Maya、Cinema 4D、MODO、Houdiniなど主要なソフトウェアと互換性がありプラグインを介してでライブリンクが可能です。

TungstenとはHDR Light Studio 2019.1のコードネームです。

次の動画で機能を確認できます。

HDR Light Studio – Tungsten Drop 4

最新のリリースでは、ソフトウェアの照明プリセットシステムが拡張されました。

【プリセットシステムの機能強化】

●ユーザープリセットの管理

Carbon Drop 3 のリリース以降、HDR Light Studio ユーザーは、独自の「ユーザー プリセット」を保存できるようになりましたが、これまでは管理方法がありませんでした。しかし、これまでこれらを管理する方法はありませんでした。Tungsten Drop 4では、Edit > Manage User Presets を使用して開かれる新しいユーザープリセット管理パネルが導入されています。このパネルでは、ユーザーは、ユーザープリセットの説明とタグを編集し、また、ユーザープリセットを削除することができます。

●お気に入りのプリセット

ユーザーはプリセットを右クリックして「お気に入りに追加」または「お気に入りから削除」を選択することができます。ハートボタンを使って、お気に入りのプリセットだけを表示するようにフィルターをかけることができます。これにより、自分がよく使うものを知っているときに、ライトのリストを探し回る時間を大幅に節約することができます。

すべてのライトをリグプリセットに置き換える

リグプリセットを右クリックして、「ライトをリグに置き換える」を選択すると、現在のライトをすべて削除してリグライトを追加することができます。この方法を使えば、さまざまなライティングリグのオーディションをより早く行うことができます。

プリセットのサムネイルを拡大

プリセットのサムネイルの上にカーソルを置くと、プリセットに関する追加の有用な情報を含む大きなプレビューが表示されるようになりました。例えば、画像のピクセル解像度、ライトに使用されているマッピングなどです。画像はプリセットの正しいアスペクト比で表示されるようになりました。

●コンテンツとエレメントのプリセットでワークフローを改善

すべての「コンテンツ」といくつかの「エレメント」プリセット(該当する場合)から直接新しいライトを作成できるようになりました。3Dまたはバックグラウンドライトを作成するかどうかを尋ねられます。

●エリアライトトグル

3Dライトの「エリアライト」チェックボックスを切り替えるためのキーボードショートカットを追加しました。CTRL + SPACE BAR (MacOSではFN + CMD + SPACE BAR)。

【互換性】

次の互換性のサポートが追加されました:

  • Maya 2020:テスト対象。Redshift 2.6.51, V-Ray 4.30.001, Octane 2019.1.5 – 15.14, RenderMan 23.1, Arnold 4.0.1
  • MODO 14
  • Redshift 3 in Cinema 4D

価格とシステム要件

HDR Light Studio Tungsten Drop 4は、Windows 7以降、macOS 10.12以降、Linuxで利用できます。

接続プラグインは、さまざまな一般的なDCCおよびCADツールで使用できます。サポートされているバージョンとHDR Light Studio機能の一覧は、こちらで確認できます。

価格は、Indieライセンスは年間サブスクリプションのみで95ユーロ(約11000円)、Proライセンスには年間サブスクリプション、永久ライセンス、マルチユーザー年間サブスクリプションがあり、それぞれ、295ユーロ(約34,500円)、885ユーロ(約103,000)、650ユーロ(約76,000円)となっています。

他にもVRED、DeltaGen、Patchwork3DコネクションへのアクセスができるAutomotiveライセンスもあります。

詳しいライセンスの価格はこちらから確認してください。

HDR Light Studio の体験版をダウンロードする

HDR Light Studio – Tungsten Drop 4 is released

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