*追記(4/8):Ziva VFXのアカデミックライセンスが無料で利用できるようになりました。追記部分へ
3月25日、Ziva Dynamicsは、キャラクターシミュレーションプラグインの最新アップデートである「Ziva VFX 1.9」をリリースしました。
2017年に最初に公開されたZiva VFXは、VFXパイプラインに急速に浸透しており、DNEG、Scanline VFXなどの有名スタジオで使用されています。このプラグインは、骨、腱、筋肉、皮膚を含む実際の組織の剛性、密度、およびボリュームの維持を模倣します。また、複数のタイプの物理減衰をサポートしています。
この最新リリースでは、Maya 2020 互換性の追加やMayaファイルリファレンスのサポートが追加されました。
新機能
- Maya 2020サポートを追加。 シーンでzSolverが有効になっている場合、セーフモードを使用してMaya Cached Playback を 無効にします。ZivaVFXはまだキャッシュされた再生をサポートしていません。
- Mayaファイルリファレンスをサポート。
- zRivetToBoneサポートをzQueryコマンドに追加します。詳細については、zQueryを参照。
- シーンパネルには、無効なノードが暗いフォント色で表示されます。
- 同じ組織のzMaterialのYoung’s modulusヤング率に比べてzFiberの強度が大きい場合のシミュレーションの安定性を改善。
- zMaterial surfaceTension(表面張力)が Young’s modulus(ヤング率)やtensileStiffness(引張剛性)に比べて大きいときのシミュレーションの安定性を向上。
4/8追記:アカデミックライセンスが無料で利用可能に
Ziva Dynamicsは ZIVA VFX のアカデミックライセンスを無料で利用できるようにしました。学生、研究者、教育者向けにノードロックライセンス、フローティングライセンスが100%無料で提供されます。また、Ziva Humans アセットは、教育機関向けに大幅に割引され110ドルで購入することができます。
Ziva Dynamicsは次のように述べて言います。
私たちは、次世代のアーティストにハリウッドのトップツールを提供し、卒業後も世界を舞台に活躍できるようにしたいと考えています。
価格とシステム要件
Ziva VFX 1.9は、Windows 7以降またはLinuxで動作するMaya 2016以降で利用できます。
Ziva VFX Indieは、総収入が年間500,000ドル未満の作品を対象としており、50ドル/月 か、500ドル/年 です。
大規模なプロジェクトの場合、Ziva VFX Studioの価格は年間1,800ドルです。
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