Autodeskは、3ds Max 2021のオンラインドキュメントを更新しました。
現時点では、3ds Max 2021はまだリリースされていないようですが、新機能のハイライトや機能強化点、変更点などが公開されています。
*追記(3/26):公開された動画を追加しました。
*追記2(3/26):日本語の機能紹介動画を追加しました。
*追記3(3/27):正確にはわかりませんが、現地時間3月26日に3ds Max 2021が利用可能になったようです。
新機能ハイライト
●テクスチャにベイク処理:
マップとサーフェスをベイク処理する新しいツールにより、新しい合理化されたワークフローでパフォーマンスが向上
- Arnold を含む幅広いレンダラーのサポート
- エラー検証と互換性のあるマップ フィルタリング
- OSL テクスチャ マップとブレンド ボックス マップのサポート
- Mikk-T 法線マッピングのサポート
AREA JAPAN から日本語説明付きの動画が公開されました。
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●PBR マテリアル:
- 新しい PBR マテリアルによりサーフェスとライトの物理的に正確な相互作用を実現
- 2 種類のマップ、PBR マテリアル(メタル/粗さ)と PBR マテリアル(鏡面反射光/光沢)はリアルタイム エンジン ワークフローとの互換性を確保
- ダウンロードした PBR マップを、Windows エクスプローラから直接、マテリアル/マップ ブラウザにドラッグ アンド ドロップします。
日本語の機能紹介動画が公開されました。
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●重み付けされた法線モディファイヤ:
- 重み付けされた法線モディファイヤで、頂点法線を大きく平坦なポリゴンに対して垂直になるように変更することで、モデルのシェーディングを改善
- メッシュの明示的な法線をより適切かつ高速に生成
- 重みオプションには[面積(Area)]、[角度(Angle)]、[最大面(Largest Face)]を含む
- スムージング値とブレンド値の完全なコントロール
日本語の機能紹介動画が公開されました。
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●新しい OSL シェーダ:
新しいシェーダには以下が含まれます。
- HDRI 環境: ビューポートと最終レンダリングの両方で、環境の位置と最終的な外観をコントロールします
- HDRI ライト: シーンを動的に更新する、実際の光源の HDR 写真を配置します
- ウーバー ノイズ: パーリン、フラクタル、セル、fBm、Worley など、複雑なタイプのノイズを追加します
- その他の新しいシェーダや更新されたシェーダには、カラー補正(Color Correction)、Float(浮動小数点)とカラー カーブ(Color Curves)、カメラ(Camera)、オブジェクト(Object)、球状投影(Spherical Projections)などが含まれます。
日本語の機能紹介動画が公開されました。
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● Arnold レンダラー:
- 3ds Max 2021 には、スキャンライン レンダラーではなく、既定のレンダラーとして Arnold 6.0 が含まれています。これにより、最新のハイエンドなレンダリング環境を実現できます。
- 新しい[テクスチャにベイク処理](Bake to Texture)ワークフローがサポートされています。
- 新しい AOV ワークフローが追加されました。
- V-Ray および Corona Materials をフィジカル マテリアルに変換するための新しいシーン コンバータ スクリプトが付属しています。
●新規 Substance2 マップ:
- Substance2 マップは従来の Substance マップよりも高速です。
- ネイティブの sbar をロードするために最新の Substance エンジンが更新されました。Substance Designer からマップを書き出す必要がなくなりました。
- 最大 8K のテクスチャがサポートされています。
- 3ds Max 付属のレンダラー(Arnold、ART、Scanline、および Quicksilver)がサポートされています。
- 特定のタイプのマテリアルを使用して Substance をすばやく設定したり、マップをファイルに戻したりするためのスクリプト ツールが用意されています。
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●ビューポートの品質と設定の改善:
よりシンプルなビューポート設定ワークフローにより、これまで達成するのが面倒であった高品質で高忠実度のビューポートを作成できます。
- ビューポート設定をプリセットとして保存できるようになりました。
- UIの新しいプログレッシブリファインコントロール。
- ビューポートの操作時にアンビエントオクルージョンが常に表示されるようになりました。
- 物理的マテリアルの新しい粗さのサポート。
- ビューポート統計のパフォーマンスの向上。
- ライトのシャドウがデフォルトでオンになりました。
●その他
その他にも、シーンコンバータなど機能強化点や変更点がありあます。
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