Adobe は、画像編集ソフトウェアのの最新アップデートPhotoshop 21.1(2020年2月)をリリースしました。このリリースではコンテンツに応じた塗りつぶしの機能強化、GPUベースのレンズぼかし機能の追加などがされています。
コンテンツに応じた塗りつぶしの機能強化
コンテンツに応じた塗りつぶしワークスペースウィンドウを離れずに、画像の複数の領域で塗りつぶしを繰り返せるようになりました。画像内の選択範囲で塗りつぶしを調整した後で右下隅にある新しい「適用」ボタンをクリックすると、塗りつぶしの変更が確定されますが、ワークスペースウィンドウは開いたままになります。 塗りつぶしを適用した後、コンテンツに応じた塗りつぶしワークスペース内でなげなわツールまたは多角形選択ツールを使用して、塗りつぶす別の選択範囲を作成します。
また、新しい「全レイヤーを対象」オプションを選択して、ドキュメント内のすべての表示レイヤーからソースピクセルをサンプリングできるようになりました。サンプリング領域のオプションは、ワークスペースの右側にあるコンテンツに応じた塗りつぶしパネルに表示されます。
新しいオプションを試すには、画像を開き、塗りつぶす領域を選択します。次に、編集/コンテンツに応じた塗りつぶしを選択します。
機能の詳しい情報は、以下のリンクで確認することができます。
ぼかし(レンズ)の画質の向上
新しいぼかし(レンズ)のアルゴリズムではコンピューターのグラフィックカード(GPU)を使用するため、焦点面の手前にあるオブジェクトでエッジのぼかしがより強く、ボケの表現がよりリアリスティックになりました。CMYK および LAB カラーモードでカラーが適切に処理されるほか、写真のスペキュラハイライトがよりカラフルになっています。
Photoshop でグラフィックプロセッサーを有効にするには、編集(Windows)または Photoshop(macOS)/環境設定/パフォーマンスを選択し、環境設定ダイアログで「グラフィックプロセッサーを使用」をオンにします。
詳しい情報はこちらから
パフォーマンスの向上
マウスやスタイラスの動きに対する Photoshop ユーザーインターフェイスの反応性が向上しました。ドキュメントのパンやズームがさらにスムーズになりました。入力に対する反応性が向上したことにより、他の多くの UI 操作、特にペイントやドラッグを伴う操作でもパフォーマンスが向上しています。
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