レンダリングソフトウェアKeyShot 9.1リリース!UV展開追加やSOLIDWORKSエディション登場など

CGソフト

現地時間2月10日、レンダリングソフトウェアKeyShot 9.1がリリースされました。それに伴い、KeyShotの新しいエディションであるKeyShot for SOLIDWORKSが導入されています。

KeyShot 9.1リリース

KeyShot 9.1は、テクスチャとラベルの位置と適用を支援するUV展開、レンダリング出力ワークフローのファイル名オプションを改善する名前テンプレート、GPUをサポートするKeyShot Network Renderingなどが更新されています。

新機能ハイライト

・UV展開(Unwrap UV)

UV展開はKeyShot Proの機能で、新しいKeyShot 9の[ツール]メニューに追加されました。 UV展開では、3Dサーフェスの2D表現であるUVマップを生成できます。これにより、オブジェクトのサーフェスにテクスチャまたはラベルを正確にラップできます。 KeyShotのUV展開は、オブジェクトのプレビューを表示し、ワンクリックのクイックアンラップ、シンプルなシェルオブジェクト、高度なアンラップ、シーム、チャート、方向の定義、サイズ、スケール、回転を調整するポジションチャートのオプションを提供します。

Unwrap UVの使用に関する詳細はこちら

・名前テンプレート(Name Templates)

名前テンプレートを使用すると、レンダリングされたイメージ、アニメーション、KeyShotXR、またはConfiguratorのファイル名を正確に制御できます。これにより、リビジョン、シーン名、アクティブカメラ、現在の日付などを含むカスタム命名オプションを使用して、シーンのカスタムファイル名を自動的に生成する柔軟性が提供されます。カスタム名テンプレートを使用すると、組織の命名規則またはファイル構造に一致するファイル名を使用できます。また、複数の画像を含むジョブをレンダリングするときに、レンダリング出力フォルダーでのファイルナビゲーションが容易になります。

名前テンプレートの使用に関する詳細はこちら

・GPUをサポートするKeyShotネットワークレンダリング

KeyShot 9ネットワークレンダリングの場合、利用可能なすべてのネットワークGPUを使用してレンダリングパイプラインを強化するオプションが追加されました。この機能により、既存のシーンから選択を継承するか、GPUまたはCPUモードを指定することにより、好みのターゲットレンダリングモードを選択できます。更新された9.1 KeyShot Network Monitorは、ネットワークで利用可能なレンダリング「nodes」のタイプを表示します。これにより、MacユーザーはKeyShot 9.1「worker」マシンでGPUレンダリングを最大限に活用できます。

GPUを使用したKeyShotネットワークレンダリングの詳細は、こちら

以上は、KeyShot 9.1の更新の一部です。このほかにも、GPUモードレンダリングの改善、ユーザーインターフェイスの更新、マテリアルの改善などが行われています。

すべての新機能、更新、および改善点は、KeyShot 9.1リリースノートで確認することができます。

KeyShot for SOLIDWORKS

KeyShotの新しいエディションであるKeyShot for SOLIDWORKSは、KeyShot Proの機能に加えて、SOLIDWORKSファイルの直接インポートのみをサポートする限定版です。KeyShot Proよりも低価格で購入できます。

シームレスな統合

KeyShot for SOLIDWORKS + KeyShot Add-inは、以下の機能によりSOLIDWORKSとのシームレスなワークフローを構築します。

  • 完全なアセンブリ構造のインポート
  • パターン化されたコンポーネントのインポート
  • NURBSインポート
  • モーションスタディのインポート
  • 顔/特徴/身体/パーツの外観
  • 部品ごとの材料の分離
  • LiveLinkingモデルの更新
  • KeyShot .bipエクスポート
  • SOLIDWORKS 2020をサポート

KeyShot LiveLinkingとは

LiveLinkingを使用すると、SOLIDWORKSとKeyShotが接続され、いつでもKeyShotでモデルをワンクリックで更新してSOLIDWORKSで作業できます。変更された部分のみが更新され、マテリアル、照明、アニメーション、カメラの設定は一切失われません。

KeyShot ProとSOLIDWORKS用KeyShotの違い

KeyShot for SOLIDWORKSは、KeyShot Proのすべての機能を提供します。 SOLIDWORKSファイル(.sldprt、.sldasm)のインポートのみに制限されています。

価格について

KeyShot for SOLIDWORKSの価格は、1,495.00ドルです。

KeyShot Pro は1,995.00ドルですので500ドル安くなっています。 また、KeyShot Proでサポートされている30以上のファイル形式のいずれかをインポートする必要がある場合は、追加料金でいつでもアップグレードすることが可能となっています。

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KeyShot 9.1 Now Available(KeyShot公式ブログ)

KeyShot for SOLIDWORKS Edition Available Now(KeyShot公式ブログ)

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