DIMENSION 5 開発の スタンドアロン リアルタイムレンダラー「D5 Render」の無料Beta版が公開中となっています。
公式ウェブサイトは立ち上げたばかりのようで、FAQだけとなっています。
少し前に公式ウェブサイトを覗いた時には中国語でしたので中国発のレンダラーかと思いましたが、facebookなどを見てみると開発元のDIMENSION 5は、シンガポールのソフトウェア会社のようです。
D5 Renderの情報
価格
ベータ版は無料となっています。軽量で、個々の使用法や教育目的に適している D5 Render のコミュニティバージョンは無料でリリースする予定です。
プロユーザーや企業向けの商用バージョンは、正式リリース後に利用可能になります。
現段階では価格は発表されていません。
なぜスタンドアロンか
スタンドアロンのソフトウェアである理由を、異なるCADまたはモデリングソフトウェアによって作成されたアセットの制限を最小限に抑え、1つのプロジェクトにマージできるようにするためと説明しています。
また、ロードマップ上でさまざまなプラットフォーム用のプラグインを開発する予定で、それらはスタンドアロンバージョンと互換性があるということです。
ハードウェアおよびシステムの制約
D5 Renderのプライマリレンダリングパイプラインは、DX12 + DXRに基づいて構築されています。 GTX 1060 6GB以上のNVIDIAグラフィックスカードを搭載したWin10 v1809以上が必要です。
DXRを必要としないセカンダリレンダリングパイプラインも並行して開発されており、OSの互換性とハードウェア要件が大幅に向上します。
ですが、NVIDIA RTXシリーズを使用することが推奨されています。これは、新しいアーキテクチャにより、少なくとも10倍の速度向上が確保されるためと説明されています。
3D形式のサポート
Sketchup、FBX、3DSMax(D5コンバータープラグイン経由)がサポートされています。
Rhino、Revit、C4D、やその他の3D形式がサポートされる予定です。
最新版 D5 Render 1.4 Beta
最新版の D5 Render は 1.4 Betaリリースとなっており、以下の新機能の追加や修正がされています。
新機能:
- ビデオアニメーション(ベータ)
- プロジェクト履歴を表示するためのウェルカムページの「最近開いた」
- リソースリストで複数選択するにはCtrlを押します
- キーボードショートカットCtrl + Gで光源とモデルをグループ化
- バッチ調整用の光源の複数選択
- マテリアルライブラリのトップオプション
最適化:
- レンダリング速度は2〜3倍になります。。
- マテリアルライブラリのサイズ調整をサポート。
- デフォルトでHDR屋外画像。
- 回転軸の調整。
- より多くのシーンパラメーターを保存。
- ユーザーインターフェイスの詳細。
修正:
- 最大化されたプログラムウィンドウに画像なし。
- プログラムのアンインストールエラー。
- .fbxファイルのインポートエラー。
- ポップアップウィンドウが上部に張り付いています。オーバーレイ表示可能。
D5 Render のダウンロード(公式ウェブサイト)はこちら
D5 convertor plugin のダウンロードはこちら
D5 Renderユーザーコミュニティページはこちら
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