Nvidiaは、多くのGPUレンダラーで使用されるGPUコンピューティングプラットフォームであるCUDAのmacOSでのサポートを終了する予定のようです。
CUDA 10.2 Release Notes には、
CUDA 10.2 (Toolkit and NVIDIA driver) is the last release to support macOS for developing and running CUDA applications. Support for macOS will not be available starting with the next release of CUDA.
訳:CUDA 10.2(ツールキットとNVIDIAドライバー)は、CUDAアプリケーションの開発と実行のためにmacOSをサポートする最後のリリースです。 macOSのサポートは、CUDAの次のリリースから利用できなくなります。
とあります。
近年、Appleの販売しているMac Pro、iMac Pro、MacBook ProなどはすべてAMDのグラフィックカードが使用されているので、Nvidiaがサポートを終了するのも無理がないとは思います。
OctaneRender、Redshift、V-Ray GPUなどの主要なGPUレンダラーはCUDAが必要であり、OptiXフレームワークの使用にも、CUDA Toolkitが必要となります。MacユーザーがGPUレンダーを使用するのはますます厳しくなりそうです。
また、現時点でApple独自の3DグラフィックスAPI「Metal」をサポートしているのGPUレンダーは AMD Radeon ProRenderのみ、OctaneRenderとRedshiftがMetalの対応を発表しているという状況です。
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